紙の作品を額装するとき、
通常は作品の端が数ミリほど 額やマットで隠れます。
表面もたるみを消してフラットに仕上げるのが常です。
ですが時には、紙の端まで出したいことや、
フラットに見せたくないことだってありますよね。
たとえばこの写真の和紙作品がそうでした。
紙のかたち自体の美しさや、
手すき和紙の自然な素材感をより感じやすくするため、
あえて端まで見せ、さらに作品を浮かせる額装にしています。
数ミリほど台紙から離すことで、
宙にふわっと浮いているような立体感、
和紙特有のあたたかな質感を、より楽しみやすくなったのではと思います。
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